【あなたはソシャゲが好きですか?】
僕はソシャゲ大好きでした。
パソコンゲームはもちろんのこと、PS/3DS/vita等のコンシューマゲーム機をボーナスが出るたびに購入していたエリートゲーマーの僕がソシャゲにハマる事は当然の事でした。
2012年にリリースされたパズドラを皮切りに、ソーシャルゲームのクオリティは確実に上昇していきました。
気付けば携帯用コンシューマHWと遜色無い画質とクオリティとなり、一攫千金を夢見るベンチャー企業から、旧来大手ゲーム会社までこぞって開発競争を重ねていました。
毎週末の様に新作のゲームがリリースされ、パズドラ、モンスト、白猫、パワプロ、シャドウバース、バンドリ、ラブライブ….思いつくだけでもこれだけのタイトルに対して、僕は勤め人の微々たる給料をストレス解消という名のもと消費していきました。
【初回購入で魔法石30個増量!】等の安易な謳い文句に踊らされて、ガチャを回しては後悔をする。
そんな僕のしみったれた生活に終止符を打ったのが、仮想通貨の存在でした。
ゲームの課金があほらしくなる。
現在僕は、月に数万円の仮想通貨積立投資を行なっています。積立投資と言えば聞こえはいいが、ボラティリティの高い仮想通貨投資は非常にリスクも大きいものです。
1単位30円程度で買えていたものが、1日あたり20%.30%の値動きを起こす。今までの投資商品では考えられない値幅をします。
この値動き、リスク、今まで感じていた感覚と何か似ている。。。
そう、ソーシャルゲームのガチャと同じだったのだ。
ソーシャルゲームにハマる社畜は、手間をかけず、平凡な日常に亀裂を刺さない程度の適度な刺激が欲しいのだ。
気軽に金を使えて、満足感を味わえる。
失敗すれば損をする。成功すれば得出来る。
所有欲求、満足感を満たすことができる。
ソシャゲのこうした共通点は仮想通貨投資と見事に一致し、拡散され、ついに日本は昨年末12月に世界有数の仮想通貨投資市場へと成長していったのだ。
仮想通貨市場は、ソシャゲガチャにハマっていた人間にとって有り余るほどの魅力を兼ね揃えている。
何と言っても元本が0になる事は殆どない。ソシャゲであれば運営会社に吸い取られていくだけの福沢諭吉達が、数十%の値動きをしながらも自分の資産として保有することが出来るのだ。
今年に入ってからほとんどの仮想通貨は低下の一途を歩んでいるが、その程度の事はソシャゲに打ち込んでいた僕らにとって痛くも痒くも無い。
もしまだ仮想通貨への投資をしておらず、ソシャゲへお布施をしているなら、今すぐその無駄金を投資に変えよう。きっとガチャで疲弊していた人間なら、同じ高揚感を味わえること間違いなしである。