プロが書けることを書いても意味がない。
こんにちは、でゅお(@duolog)です。
最近毎日ブログを書いて、いろんな人の記事を読んで、多様な知識を吸収しようとしています。
やっぱりプロブロガーやアフィリエイター等、専業でやられている方の知識ってすごいですよね。
新しい考え方を提唱したりするプロブロガーさんとかは、文章への真摯な向き合い方と試行錯誤の跡を感じます。
このブログという世界で、専業として稼いでいる人は知識量も視野や視座の高さも群を抜いている方が多いです。
イケハヤさんとか、サウザーさんとかはまさにそうですよね。誰もが心の中でひそかに感じているけれども、言語化されていない疑問をクリアにして提唱してくれてます。
そこにはもちろん論理構造がしっかり通ってます。ポジショントークであるとしても、そのポジションだからこそ見える世界の論理がしっかりしていて、だからこそ幅広い立場の人に受け入れられる新しい気づきを提供出来るのだと思います。
で。やはりこのお二方のようなレベルの提唱を、凡人かつ副業始めたばかりのアマチュアブロガーが行うのは難しいですよね。
専業であり、プロとしてやっているという事は、時間というリソースを凡人の副業人より何倍も投入しており、それを継続している実績も才能もあります。
そういう人たちがいるマーケットに、凡人の副業人がどうやって戦っていくのかという問いを考えたとき、
ぼくは自身で行った体験や専門性について、感情を入れてありのままを書いていく事こそ勝てる道だと考えました。
今日はそんな話をしていこうと思います。
本業と副業は思考のレベルも知識量も違う。
お金をもらって生活している仕事は、それだけ努力と試行錯誤を繰り返しています。
ぼく自身、本業はITのコンサルティングをやっています。
コンサルティングという仕事は、クライアントのイシュー(問い)に対して膨大な周辺状況を調べた上で、浮き出てくる事実を繋げ合わせ、顧客に価値提示や行動を促す職業です。
正直、大した資料ではなくても、パワポの1枚絵を完成させるために、事前調査に丸2日かけるなんてざらなんですよ。
それは何故かといえば、やはり提出する相手もその知識を持ったプロだからです。
ぼくよりも全然ITの経験や知識がある人間に対して話をするのであれば、やはりその数倍調査して、少なくともイシューに関わる知識はクライアントよりも豊富である事が求められます。
インターネットで調べて三ページ以内に出てくる情報であれば当然のように抑える必要がありますし、加えて文献を漁って背後関係を全部エクセルシートに洗い出し、何度もレビューを重ねてこそ初めて良質なアウトプットを生み出せます。
たかだかサラリーマンの僕の仕事ですらそのように、文筆家、ライター、プロブロガーという人たちは「ブログの運営」や「文章を書くこと」に対して半端じゃない工数をかけてるはずなんですよ。
本当に価値があるアウトプットを出そうとすると、非常に大きな工数がかかります。
かといって、このレベルで戦おうとしても副業ブロガー、ましてや別領域で仕事をしていた人間が普通に戦って勝てるはずないんですよね。
プロと同じ話をしてもしょうがない。
最近、ブログを見ていると、副業ブロガーさんでも「初めてでもわかるWordPressの設定方法」みたいな技術のHow To記事を書いているのを多く見かけます。
そういう記事を見ると、僕はたかだか数十時間程度しかやってない副業ブロガーが、そんな記事を書く必要性ってあまりないんじゃないかと思ってしまいます。
その道のプロなんて、専門領域を見ればはごまんといるはずなんです。
自分が一生懸命書いていたとしても、同じ内容で専門家が既に書いているような記事を生み出すことは、「情報の取得者(読者)」にとって大きな損失にすらなります。
そうですよね?例えばぼくがWordPressの設定方法の記事を書いたとしても、プロとして、専業として時間をたくさん投入して得た知識をもとに書いた情報のほうがよっぽど価値があるはずなんです。
副業ブロガーこそ、体験と専門性にこだわろう。
ぼくはやはり、副業ブロガーというのは今まで培ってきた体験と専門性を丁寧に感情を持って伝える事こそ価値となると思っています。
例えば、ぼくなら人材業界でお会いしたたくさんの社長との繋がりや経験。
IT業界に未経験から入社して必死こいて知識を貯めたからこそ語れる知識。
学生時代からずっと考えていた「未来社会を生き残る術」。
これらが僕にとって一番の武器になると最近感じています。
知識の観点だけでいえばぼくより人材やIT、テクノロジーに詳しい人なんてたくさんいます。
ですが、未経験から必死こいて知識を貯めた経験や、わからないなりに努力して得た自分なりの答えや専門性は、ぼくが語るべきことであり、それが価値となると思っています。
別に、ただ情報知りたいだけならWikipedia見ればいいんですよ。本屋で1000円も払えば、ぼくたちが書く記事なんかより数百倍価値のある情報が手に入ります。
ただ単純な技術のHowToなんて権威のある識者や専門家に任せるべきなんです。
ブログという媒体は、個人として培ってきた経験や専門性の細部にこだわり、わかりやすく感情を持って発信していくことで初めて価値が付くと思っています。
だからこそ、副業ブロガーは下手に量産型のHow Toなんて書く必要ないです。
自分の原体験を強みとし、自分の言葉で感情をこめて書いていく。
これこそ、副業ブロガーとしてのあるべき姿だと考えました。
あなたなら、どう考えますか?
おわり!
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▼Voicyの風雲児サウザー氏のお話
▼社畜に与えられた選択肢のお話
▼でゅお嫁とのノロケ話?