こんにちは、でゅおです。
昨日の午後、Japan IT Weekというイベントに行ってきました。
主にAIやRPA、Chatbotの新サービス調査で行ってきたのですが、刺激が大きかったですね。
文字で見てなんとなくは理解してたことでも、やはり自分の目で見てみると全く違う世界観が生まれてきます。
という事で、本日は「AIを始めとしたテクノロジーに仕事が奪われていくというけど具体的に何がどう変わっていくのか?」
そんな話をなるべくわかりやすく書いていこうと思います。
プロのカメラマンはいらなくなる?
カメラはテクノロジーの普及によって、一般社会に溶け込んでいきました。
カメラを一般家庭に普及するきっかけを作ったのは、アメリカのコダックという会社です。
1888年「あなたはボタンを押すだけ、あとは私たちにお任せを」というキャッチコピーを世界中に浸透させ、コダック社は今でいうインスタントカメラを普及させました。
これにより今まで高いお金を払って写真館で取る必要があった写真という存在が一般化されました。
そこから130年余りの時を経て、ぼくたちは今、手軽にスマートフォンを利用して写真をとり、誰かと共有し、共感することが可能となりました。
現在プロのカメラマンという職業はまだたくさん存在します。
結婚式カメラマン、広告カメラマン、スポーツカメラマン・・彼らは高価な機材を多数持ち、いくつものレンズを使い分け、センスを駆使して設定し、最高の1枚を撮影しています。
しかし約130年の時が流れた今、カメラにもAIが導入され、プロにとって必要だった知識を機械が代替することが可能となりました。
(※英語のサイトですみません)
上の会社は、一眼レフが現在映している画像を認識し、「最適な撮影設定は何か」という問題をAIで解決する機器を開発しています。
従来の一眼レフは人が知識を習熟し、環境に応じて設定をいじり、初めて美しい写真を取ることが可能でした。
しかし、このカメラにAIを搭載することにより、自動で周囲の環境を読み取り設定を自動で行い、ベストな写真を撮る事を可能としました。
(ホームページに動画があるので、ぜひ見てみてください!ぼくも英語を聴くのは苦手ですが見るだけでわかります。)
AIという存在は、従来人間が行っていた面倒くさく、習熟が困難なものを代行する可能性を秘めています。
テクノロジーにより、専門性は一般化していく。
動画編集にも、カメラと同じ流れが起きています。
動画編集にはさまざまなスキルが必要です。映像撮影、著作権の知識、編集ソフトの技術から音楽やデザインのセンス・・様々な知識や想像力をかき集めて初めて人に公開出来る映像を作成することが可能となります。
動画制作と言えばYoutuberです。
Youtuberがここ数年で一気にメジャーとなり、今では当たり前のようにテレビのタレントと同列でHIKAKINさんやはじめしゃちょーさんが語られるようになりました。
そうしたトップYoutuberという存在が直接の起因となったのかは定かではありませんが、最近爆発的にヒットしているアプリがあります。
「TikTok」というアプリです。
15秒程度の動画を簡単に編集でき、誰でも「それっぽく」気軽に動画を作れることが特徴です。
その手軽さや拡散性もあり、このアプリは中高生に大ヒットしているんですよね!
テクノロジーの進化は、今まで専門性が必要だったものをより手軽に、簡単に利用し、作成し、発信することを可能としました。
今Tik Tokをやっている高校生たちも、もしこんなに気軽に動画が配信できなければ「動画制作」に興味を持つ人はそもそも少なく、自分が動画制作をやることなんぞ考えるすらなかった人もいるかもしれません。
更に、一般化した動画制作という枠にもAIの波は訪れています。
これは、顔認識機能や音声認識機能を組み合わせることにより、今まで編集時に必要だった吹き出しやキーワードの強調作業を自動で行う事が可能となりました。
(まだ開発中だそうですが、およそ12時間のコーディングでこのシステムのプロトタイプを開発したそうです。。天才かよ。)
また、動画と音声を組み合わせるだけで、勝手に動画を「それっぽく作る」アプリも既に世に出ています。
www.youtube.com
このように、今までプロしか扱えなかった仕事は「簡便化」され、その仕事は「一般化」されていき、「それなり」のものであれば「自動化」される世界が作り上げられます。
震えますよね・・一生懸命自分が勉強して得た知識が、誰かが作った技術によって一瞬で模倣出来るものになり下がるわけです。
この事実から、ぼくたちはどんな未来を想像するべきでしょうか?
次回はこのあたりの記事を書いていこうと思います!