久々にITのことでも話そう。
堀江貴文さんと落合陽一さんの「10年後の仕事図鑑」が大ヒットしてますね。
ぼくも発売してすぐKindleで購入しました。
AIでなくなる職業が話題になりましたが、本書では、「消える職業」「生まれる職業」など含め、50近くの職業の未来を紹介。
視覚的にも見やすいので、将来を考える10代の方から、自分の仕事で次の一手を探したい方まで幅広く読んでいただけます。
「将来、仕事が無くなる。」
この言葉をリアルにイメージ出来ている人ってどれくらいいるんでしょう?
ぼくはIT業界で働いていて、テクノロジーを使った業務効率化の仕事がメインです。
で、ぶっちゃけこの仕事する前からITの仕事が好きでしたが、それがどう将来を変えていくのかってイメージ出来ていませんでした。
将来なんだかんだいって営業は残るし、弁護士や医者だって残るだろう。そもそも日本なんてただでさえテクノロジーや変化への順応性が低い。
パソコンが使えなくたってあぐらかいてるお偉いサラリーマンがどれだけいると思ってるんだ。
そんな風に思ってました。
そんなぼくはこの仕事を始めて、1つだけ確実に消えるなって思える仕事があります。
「事務」です。
もっと言えば、パソコンで定型作業をこなす人。
介在価値が発揮できず、言われた日々のタスクを消費していくだけの人。
こういう人はまちがいなく10年後消えますね。
IT業界の人からしたら常識かもしれませんが、今日はある動画をご紹介したいと思います。
RPAの進化により「パソコン作業者」は淘汰される。
英語の3分半ほどの動画なんですけど、これ見れば一発で仕事が消える未来がわかります。是非みてほしいです。
www.youtube.comこれは「RPA」って呼ばれるソフトウェアです。
Robotics Process Automation。ロボットによるプロセスの自動化ですね。
動画見てない方向けに簡単にお話すると、このソフトウェアを入れると、理論上「定型」「規則的」な動きをする作業のほぼすべてが自動化できます。
例えば、ボタンを一つ押すだけでこんなことが出来ます。
【Excelを立ち上げる】
⇒【データを取り込む】
⇒【関数を使ってデータを整理する。】
⇒【定型の名前をつけて保存する】
⇒【メールソフトを立ち上げる】
⇒【文章を入力してメールを任意の相手に送る。】
こうした作業をボタン一つで出来るようになるわけですよ。
ちなみに、この技術はまだ現段階では「定型化した規則的(分岐のロジックがしっかりしている)業務」にしか使えませんが、今後どんどん進化します。
複雑なロジックを簡易に組めるようになり、手書きの文書を読み込むだけで自動的に文字認識をしてくれ、AIと組み合わせDeepLearningにより機械が勝手に学習し、入出力の精度を高めてくれる。
こんな時代になるとも言われてます。
ぶっちゃけExcelでデータを加工してメールで送るって、ほとんどの会社でまだ人間がやってる領域ですよね?
言われたことをやる。パソコンで同じ作業をする。そんな程度ならすでに人間なんていらないんです。
今後10年以内に間違いなく、企業の事務職は減っていくでしょう。言われたことだけやって定時で帰る人間なんていらない。そんな残酷な社会になるのは意外と近い日なのかもしれません。
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