仕事・キャリア

好きなことがないなら、嫌いでないことをやろう。⇒好きを見つけるアプローチ

「好きなことはなんですか?」

日本人はこの質問に答えられない人が多いという話を聞いたことがあります。

幼少期に「好きなこと」を見つけられる人間は非常に少ないです。

稀に小学生からプログラミングが好きでそのまま仕事にしているなんていう稀有な子供もいますが、ほとんどの子供は好きなことは変わっていきます。夢中になっていたゲームだって気づけば興味がなくなった経験がありませんか?

好きにもレベルがあります。他のものと比較して相対的に好きなことはあるけれど、24時間365日考えていても苦にならないという人を見てしまうと、途端に自信をなくします。「そこまで本気になれないっすわ。」ってなって段々嫌いになっていく人もいます。

そうして大人になり、余暇がどんどん少なくなることで「好きなこと」がわからなくなります。

そんな話を今日はしようとおもいます。

”人と違う”個性を表し、”共感”を求める奇妙な社会。

「好きなこと」は体験しないとわからない。

あるキッカケを境に、物事に熱中したことはありませんか?

今までやったこともなかったのに、友達に誘われ初めて登山をした。全身に倦怠感を抱え、足はガクガク。でも、山頂で見た景色があまりにも美しかった。その日を境に登山にハマり、今では毎週山に登っている。

ぼくの友人にそんな人がいました。

「好きなこと」は体験しないとわかりません。

世の中にはたくさんの”熱中できることがある。”テレビで見るだけじゃわからない。その場所、その空気、臨場感。実際に体験してみて初めてそのものの良さがわかるのです。

本を一冊も読まないのに、本の魅力はわからない。

音楽を聴いているだけじゃ、ギターの楽しさはわからない。

人は実際に体験をすることでしか何かを好きになれないのです。

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嫌いなことはやらなくても分かる。

どうしても興味をもてないことってあります。例えばぼくは「ジェットコースター」は嫌いです。富士急ハイランドには一度も行ったことはないですが、絶対に行きたくない。

何故嫌いなことがわかるのか?それは自分が今まで経験してきた実感値です。スプラッシュマウンテンに乗るだけで恐怖を覚える人間が、高飛車に乗って楽しめることなんぞ誰が想像できるでしょうか?

人は嫌いなものは無意識に感知出来るようになっているのです。

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「好きなこと」を見つけるために、「嫌いでないこと」をやってみる。

好きなことを見つけるためには、まず「嫌いでないこと」をやってみましょう。

すきなことはなにか?と聞かれて言えない人はたくさんいるでしょうが、「嫌いでないこと」を問われて想像出来ない人はいないのではないでしょうか?

「嫌いではないこと」であれば、世の中にごまんとあるはずです。その中にはかつて自分が好き”だった”ものも含まれるでしょうし、「ちょっと興味がある」レベルのものだってあるはずです。

無理して好きを探す必要なんてありません。たまに成長と勘違いして嫌いなことを無理してやる人間もいるが、そんな嫌いなことに貴重な人生の時間を使うくらいなら、少しでも興味があることをやったほうがよっぽどいいです。

好きなことを作るためには、体験が不可欠です。

だったらまず、嫌いではないことをやってみよう。やる前はもちろん面倒な気持ちも湧くかもしれない。でもやってみたら一生の趣味や仕事になることだってたくさんあります。

まずは嫌いでないことを探してみよう。そして実際に体験してみましょう。

それが「好きを見つけるアプローチ」なのだと、ぼくは思います。

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