コラム

子供にオンラインゲームは悪影響?⇒ゲームをやりこんだからこそ身についた3つの能力

最近e-sportsがずいぶん有名になってきました。

アメリカでは、公教育にeスポーツを導入するなど、一昔前では考えられない程のインパクトを与えています。

かといって、「ゲーム」にはまることに不安を覚える両親がいらっしゃることもまた事実だと思います。

ゲームは娯楽であり、エンターテインメントです。貴重な少年時代にゲームに没頭することで失うことも多いです。勉強をしなくなったり、友達と遊ばなくなったり、様々な影響に心配を覚える方も多いと思います。

ぼくは小学生の頃からパソコンに熱中し、中学生、高校生時代の青春をゲームに費やしてきた自負があります。小学生ながら楽しいゲームを求めて、パソコンにかじりつき、いろいろなサイトを見ながらゲームに尽力を尽くしてきました。

その頃の経験が、ぼくの人生に大きな影響を与えてくれていることもまた事実です。仕事をする上でも、1社目は人材業界でド営業、2社目の現在はITコンサルタントとそれなりに仕事をしっかりして健全な成長をしたとすら思っていますw

そこで、今日はぼくが小さい頃にゲームで培った能力とは何かお話できればと思います。

「でゅお」のプロフィール

1.年代を超えたコミュニケーション能力

ぼくは、中高生のときから、様々な年代の友達がいました。上はぼくの30個上、下はぼくの7個下まで。こうした様々な年代の方と自然に喋れるようになったのは間違いなくゲームのおかげです。

当時僕が高校生だった頃、「skype」を使って、いろいろな人とコミュニケーションを取っていました。そこには礼儀こそ必要なものの、共通の趣味を通じ、現実世界と変わらないコミュニケーションを取っていました。

その頃培った友人とは今でも交友があります。現実世界では、社会人にならねばかかわらないような年の差の方と、小学生のうちからお話をしていたことで圧倒的なコミュニケーション能力が身につきました。

ときには現実世界の友人よりも交友が深かった時期すらあります。ネットの出会いはトラブルもつきもので、不安な気持ちになるかもしれませんが、様々な年代と話を出来るという意味でオンラインゲームはぼくにとって最高の教育ツールでした。

こうして、ビビりな僕は人材業界に入社した。

2.圧倒的なパソコンスキル

近年スマホの普及により、パソコンを使えない人が増えているといいます。スマホだけで仕事が出来る環境も数年後には実現するかもしれませんが、現在ほとんどの仕事では、日常的にパソコンを利用するスキルが必要でしょう。

ぼくは新卒で入社した会社で、誰よりもパソコンに詳しかったです。

その理由は、小さい頃から自然にパソコンに触れ、どうすればオンラインゲームが出来るか?考え続けたからこそ、得られた知識だと想います。

例えば、パソコンにはいくつかの部品があります。CPU・マザーボード・グラフィックボード・メモリ・HDD・ディスプレイ・・これらの機器ひとつひとつには目的があり、これを知らなければパソコンは組めません。

オンラインゲームをやるには、パソコンのスペックを自分で考える必要があります。今ある自分のパソコンではどんなゲームができて、どんなゲームができないか?考えて自分のPCを作って動作させるという経験は、パソコンの知識を深めてくれます。

こうしたバックグラウンドがあると、会社でも「パソコンが出来る人間」として認知されます。すると自分よりはるかに上の年齢の方にも気軽に相談してもらえるポジションが築けます。

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3.目標に向かって努力をするマインド

本気でゲームをやろうとすると、それはエンターテイメントではなくなります。地道な練習と試行錯誤を繰り返すことで、初めて上に上り詰められるのです。

ぼくはFPSという銃撃戦を中心としたジャンルのゲームをやっていました。4:4でチームに分かれて、相手と戦うゲームです。

オンラインゲームは競争の文化があります。本気でゲームをしている人は1日20時間だってやります。そんな中、生半可な気持ちでやって勝てるほど甘い文化ではありません。

その頃のぼくは負けたくないという気持ちを持って、ゲームの範疇を超えた地道な練習を行っていました。マウスの照準をあわせて、相手を狙う練習。戦術を考え最適な動きをするためのキーボード使い何度も動きを繰り返す。

どんな世界でも地道な練習が必要です。ライブでかっこよくギターを弾く為には、家で何度も同じ曲を弾く必要があるのです。

努力をしなければ上に上がれないというマインドをぼくはゲームから学びました。

自分の才能の無さに絶望して、初めて「凡人」は強くなる。

終わりに:熱中できることは素晴らしい。

どんなものでも突き詰めてやった経験は糧になります。

ゲームが時間の無駄だと考える方も多いでしょう。ですが、本当に熱中できることを見つけられる機会はそんなに多くありません。

「ゲームは悪影響だ。」なんて一面的な話をせず、じっくり観察して、話し合ってみてください。もしかしたらその経験が子供にとって非常に大きな原体験になるのかもしれません。

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