「日本的経営」の一つとして生まれた年功序列制度
終身雇用や企業内労働組合とともに
今も多くの会社で残っている文化です。
年齢が上がれば上がるだけ、序列も役職も上がっていく。
そんなやり方を提唱し、終身雇用と組み合わせたことで、
「転職をしないで、コツコツ頑張ることが一番良い。」
そんなメリットを感じられる制度でした。
しかし、現在この終身雇用は、「若手」にとっては相当なストレスがかかります。
ぼく自身、もともと実力主義の会社にいたため否が応でもギャップを感じざるを得ません。
そこで、今日は何故「年功序列制度が若者にストレスを与えるのか?」お話しようと思います。
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Contents
1.年が上の人ほど”出来ないことが多い”
年功序列制度は「年の功」と書くように、年齢が上がる程、知識が増えているという前提があります。
しかし、時代の変化により、”年配ほど出来なくなっていることがあります。”
わかりやすいのはパソコンです。
年齢が高ければ高いほど、パソコンが苦手な人が多いです。
私の会社では新卒なら誰もができるような業務を、出来ずに聞いてくる年上の方がたくさんいます。
聞いてくるものは、メールの消し方。Excelの関数、アプリケーションの設定など、Googleで調べればわかるようなものばかりです。
Google先生に聞いて処理するという能力は、今の若手世代であれば当たり前のものですが、年齢が上の方の場合それすら出来ないことがあります。
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2.給料の差が開きすぎ。
若手の人間は、給料がとても低いです。新卒であれば300-400万円が平均の金額だと思いますが、年配の方は年齢が高いというだけでその倍の金額をもらっていることすらあります。
ひどい会社だと、業務を新人に全部やらせている一方、年配の方はネットサーフィンをして定時に帰るなんて場合もあります。
同じ社員であるにも関わらず、仕事量がすくないのに給料をたくさんもらっているなんて、ストレス以外の何物でもありません。
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3.意見をいいにくい。
年功序列制度が出来ていると、年配の方に意見のいいにくさが生まれます。
新人がやったら怒られるようなことでも、年配というだけで許してしまうような企業が世の中にはあります。
仕事をすることが目的であるはずなのに、年齢が上だからといって気を使うような文化が出来ていると、なかなか言いにくいところがあります。
健全な議論が出来ないという意味でも、ここは大きなマイナスポイントです。
まとめ:年功序列は不公平感を生む
インターネットが普及する前の時代であれば、社会人経験1年目と20年目の人間に大きな差が生まれていてもおかしくないと思います。
学生は遊ぶもの、社会人になってからスキルアップすればいい。
そんな時代もありました。
しかし、時代は急速に変化しています。
何でもかんでもパソコンやスマホで調べるクセがついているデジタルネイティブ世代のほうが、勤続20年目の人よりもリサーチ力などがあるケースも多いでしょう。
そんな状況の中、年功序列にストレスを覚える若手がいるのは当たり前のこととすら思います。ただでさえ、年金がなくなる。不景気になると言われている世代ですから。
時代にあってない制度はアップデートしてほしいですね。今のデジタルネイティブ世代は逃げることなんて出来ない未来が待ってるんです。
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