6月26日、NewsPicksで「さよなら、おっさん」という新聞広告が日本経済新聞で出されました。
おっさんといっても、それは年齢を重ねた中年のことを指すのではないとNewsPicksは述べています。
誰か個人の話ではなく、年齢とか性別とかの話でもなく、それはつまり、この国の、凝り固まった価値観やルールのことです。
引用ー(6月26日)日本経済新聞朝刊
人間誰しもいつか年を取ります。この世に生を受けてから、時間は平等に流れていき、少しずつ肉体は老化していきます。
しかし、精神面はその限りではありません。考え方が若々しいおじさんや、子供よりも柔軟な発想で物事を考えるおじさんも存在します。
- 自分の過去の自慢話をしない。
- 自分より若い人間の声に耳を傾ける。
- 流行りのカルチャーに詳しい。
こうしたおじさんは、若者からも圧倒的な支持を得ます。
できることなら、こうしたおじさんになりたいものですよね。
では、どうすればなれるのか?
実はこの答えは、”一貫性”に隠れているのです。
この記事の内容
- 誰もが自分の過去や経験を正当化したい。
- 年齢が上がれば上がるほど、一貫性にこだわっていく。
- 捨てる勇気も必要!それがおっさん化を防ぐ。
誰もが自分の過去や経験を正当化したい。
あなたが会社勤めをしているなら、一度は「おっさん」に会ったことがあるでしょう。
「石の上にも三年」という言葉を発したり、「新人の頃は苦労をするもんだ。」といって、価値観を押し付けてくる。
こういう人がその発言をするのは、「過去に同じような経験をしたこと」が、今の自分に必要なことだったという自信に裏付けられています。
自分が人にアドバイスが出来るのは、自分の言動に自信を持っているからです。
その経験が正しかったことを証明するために、いらんアドバイスを押し付けてくるんです。
自分が聞くのならまだしも、頼んでもいないアドバイスを聞かされるのは迷惑な話ですよね笑
年齢が上がれば上がるほど、一貫性にこだわっていく。
一貫性という言葉は一見すてきなひびきの言葉ですが、裏を返せば「柔軟性」が無くなるということです。
中高生の頃に好きになった音楽は、一生好きで居続ける。って聞いたことがあります。これは「高校生の時に良いと思った。」という結果に年月が加算されていくことで、ずっと好きでいるというのが事実です。
心理学的にも、年齢と一貫性の固執は正の相関関係にあることがわかっています。
確かに、自分で一度良いと判断したものを、「悪い!」って言い直すのってなかなか勇気がいることですよね。
こうした様々な過去の決断によって価値観が凝り固まっていき、人は「おっさん化」していくんですね。
⇒給料高くて休みもあるけど’つまらない仕事’を続けるべきか?|
捨てる勇気も必要!それがおっさん化を防ぐ。
自分の過去やプライドを捨てるには勇気が必要です。
ですが、物事のこたえは、時代とともに変わっていきます。
20年前はオフィスに行くのが当たり前だったし、大企業や公務員に勤めることが正解でした。
でもそれは、20年前の答えであって、今の時代に合ってないのは明らかですよね・・・
「自分の価値観が凝り固まってるかもしれない!」そう思ったら、その答えが正しいかどうかもう一度、論理的に考えてみましょう。
⇒”仮説”を立てることで、”出来ない・分からない”を解決しよう。
そうやって時代に合った「良いもの」をしっかり見極めてアップデートしていけるおじさんになれば、若い人から尊敬されるステキおじさんになれるかもしれませんね!