どうも、でゅお(@duolog)です。
先日、TwitterでWebマーケティング会社に転職したことを書いたら、フォロワーが100人以上増えました。
【ご報告】
この度3年勤めたITコンサル会社を退職し、Webマーケティング会社に転職する事となりました!年収もがっつり下がるけど、良い会社とのご縁のおかげで、副業と本業の境目が無くなって、より仕事を楽しめそうな予感\(^o^)/
副業頑張ると良い事あるかもです💪
— でゅお(・ε・) (@duolog) July 30, 2019
ぼくは実際、アフィリ未経験から7ヶ月で30万円以上稼ぎ、その過程でアフィリエイトやWeb広告、SEO、マーケティングの知識を学んで転職しました。
とはいえ、本業はITコンサルでしたので未経験での採用になります。
この「Webマーケティング業界に未経験から転職した」プロセスにご興味を持つ方も多いんじゃないでしょうか?
特に、アフィリエイト経験→Webマーケティング会社に転職という流れは、現代の副業需要とも親和性が高く、つまらない。退屈な職場にいるから転職をしたい!と思う方には興味を持ってもらいやすいお話なのかなと思います。
そこで、今日は僕の転職活動についてお話します。
結果から話しますと、僕はWebマーケティングの会社にコネ(リファラル)で入社しました。
正直に申し上げるなら、やはり知人の口コミ採用が最強です。転職先の環境の細部を知るのにこれ以上良い方法は無いでしょう。
とはいえ、
- 知人でWebマーケティングに勤めている人がいない。
- コネで入れるなら最初からそうしてるわ!
という人も多いでしょう。
ので、今日はもしでゅおがWebマーケティング会社に転職を目指すなら、どうステップを踏んで転職活動するかについて解説をしてみようかなと思います。
この記事を書いている僕は人材営業→ITコンサル→Webマーケというキャリアパスを歩んでいます。エージェントの裏側やウケる職務経歴書の作成方法を理解した上で転職をしたので、ワリと参考になるかと思います。
結論から言うと以下のステップが良いと思います。
- Webマーケティングの実績を作る
- 論理的・定量的な職務経歴書を作成する
- エージェントに求める案件情報を依頼する
- 募集ポジションのニーズを探る
- 実際に社員の話を聞かせてもらう
この記事はWebマーケティング職への未経験転職を目指す人がターゲットとしていますが、以下で説明する手法は「自分がなりたい職業/入りたい会社」の可能性を広げ、採用可能性を高めるためにも有効かなと思います。
早速、いってみましょう。
→子供が出来たばかりだけど、年収下げてでもWebマーケティング会社に転職する話
Contents
前提:Webマーケティング会社に何を期待するのか
Webマーケティング会社に転職するのであれば、前提として「Webマーケティングという職業に何を期待するのか?」という事を考える必要があります。
- 年収を上げたい。
- 今の会社が嫌だ。
- Web業界に入りたい。
- なんとなく面白そう。
こうした話だけで転職するなら、一旦立ち止まって考えなおしたほうが良い気がします。
なぜなら、「Web業界」というのは得てして年収が低く、場合によってはブラックなケースも多々あるからです。
ただお金を稼ぐだけならIT業界とか金融業界とかの方が稼げますしね。
ぼくは前職ITコンサルタントの20代半ばですが、SaaS系の企業のセールス職なら年収500~600万円くらいのオファーが頻繁に来ていました。
この年収をWeb業界で出そうとすると、トップクラスで対外的にも需要の高い4~5年目の若手や30代中盤のリーダークラスのスペックが必要になると思います。
※この辺りのリアルな事情が知りたい方はインサイトフォース山口義宏さんが書かれた「マーケティングの仕事と年収のリアル」を読むのをおすすめします。
じゃあ、Webマーケティングという業界に何を期待するのかというと
- ネットを介した消費者の購買プロセスが知りたい
- Webを用いたマーケティングの打ち手を学びたい
- Webで商品を売るためのプロセスを感じたい
こんなニーズがふわっとした目的になるかと思います。
上記のような内容の理解を深めた上で、将来的に自分のビジネスを構築したり、自分の手の届く範囲の問題解決をガンガン行いたい方には向いている業界かなと思います。
Webマーケティングという業界の仕事を乱暴に一括するなら、目的は「Webを通じた購買ファネルの最適化」となると思います。
顧客行動を考え抜き、そのための様々な施策をインプット/アウトプットすること、目的に対し施策を色々考え、素早く行動することが好きな人であればフィットしやすい業界かなと思います。
次に、実際に転職活動を行う上での具体的な手順を解説していきます。
①Webマーケティングの実績を作る
身も蓋もない話をしますが、何をするにも、まず実績です。
20代前半(社会人経験3年未満程度)であれば、熱意や思いを伝える事で一定の評価を得ることもありますが、社会人経験があれば有るほど、それだけでは通用しません。
特に、Webマーケティング業界というのは経験と年齢や本業が無関係の世界でもあります。
例えば、Instagramで4万人のフォロワーを持つ女子高生なんかは、本人は仕事の意識がなくとも、Webマーケティングという分野でかなりのポテンシャルを持っていることが予想できますよね。
Webマーケティングという言葉は幅広いですが、その手法はSEO、リスティング、Web広告、SNSなど個人で出来る事が多いのも特徴です。
そのため、もし、転職を本気でしたい場合はまず実績作りが非常に有効でしょう。
- Twitterで発信活動を積極的に行う。
- オフ会などに行っていろいろな方と面識を持つ。
- ブログを始めて、アフィリエイトで成果を出す。
- そこに至るまでの仮説検証プロセスを可視化する。
こういった実績は企業へのアピールに寄与します。
実績と言っても、副業で半年~1年間くらいで作成可能なレベルでも十分高評価を貰えると思います。
ぼくを例に出すと2018年5月からアフィリサイトを始めて1年で600記事/7サイトくらい作って、収益は月に5万~10万円くらいでした。
この作成過程を挟んでいると、気づけばWebマーケティングに関する専門用語はかなり身につき、ある程度の共通言語でコミュニケーションを取ることが出来ます。そうなれば面接で一定の評価をもらうには十分かと思います。
ちなみに、実績がなくとも、「口の上手さ」だけで採用される会社もありますが、そういう会社は周りのメンバーもそういった方が集まるので、Webマーケティング会社に入るメリットが薄くなってしまう(知識があまり入らない。役に立たない。)可能性が大いにあります。
なので、自分自身が納得できる良い企業に転職するためには、実績作りは避けて通れないことでしょう。
→実績を作りたい方へ参考:足立先生コンサルを受けて7ヶ月で30万円稼いだ話
②論理的・定量的な職務経歴書を作成する
ある程度の実績を語れるようになったら、次は職務経歴書です。
これはどんな分野でもそうですが、「相手に自分が出来ることやメリットを具体例を交えて定量的に伝える」という行為は他者と差異を出すために非常に有効です。
ぶっちゃけ、ここも書き方次第でどうとでもなると思います。大事なのは「自分の経歴のどこをどう見せれば魅力的に映るか?」ということですね。
職務経歴書はストーリーが重要です。どんな経験をどう活かし、何故今この面接に来ているのか。このロジックが一貫して、それが企業の需要に合っていれば落ちることはほぼありません。
重要なのは「足切りされないこと」です。
ぼくは今までの職歴から、論理的な思考・コミュニケーションや問題解決、資料作成やプレゼンテーションに長けていたので、それらの強みを箇条書きで伝えつつ、実際にどういった仕事が出来るのか示す職務経歴書を作成しました。
自分の実績や強みの何が企業ウケが良く、役に立てる事なのか?客観的に見て上手く彩ることが重要です。
日本語の使い方はもちろん、自分のアピールポイントとその実績の裏付け。必要以上に盛りすぎていないか?自慢になってないか?自分の力ではない経験で虎の威を借りてないか?役立つポイントはどこか?などなど・・
このあたりについては職務経歴書の書き方を知っている/知っていないの話も多いので、次の題目で紹介するエージェントに職務経歴書をみせて、直接FeedBackをもらうのが最も有効です。
③エージェントに求める案件情報を依頼する
職務経歴書を書いたら、次はエージェントへの依頼です。
以下のエージェントは全部登録しておき、実際に一度面談もしくはWeb会議を設定してもらうのをオススメします。
特に、DODAはIT/Webに非常に強みがあるので、「自分に使えそうな履歴書のサンプルデータをください!」と打診して、参考となる職務経歴書の書き方をもらうと良いでしょう。
案件も非常に多く、Web業界を狙うなら絶対に外しちゃいけないエージェントです。
また、複数社のエージェントから複数の案件紹介、フィードバックをもらうことを強くおすすめします。
求人案件は各企業の営業力や強みによって大きく異なります。ワークポート、マイナビ等も一度は登録→訪問し「Webマーケティング関係で紹介できる求人をください。」としっかり自分の意思を宣言し、フィードバックをもらっていきましょう。
職務経歴書をしっかり書いて、強みを汲み取ってくれるまともなエージェントに当たれば、応募出来そうな案件がいくつか紹介されるはずです。
エージェントを使う最大のメリットは、「紹介案件を通じて、自分がやりたい職を今どの企業が募集していて、どういった募集要件か知れる事」なので、積極的に活用していきましょう。
※これは裏技的な話ですが、いくつか気になる会社を発見したら、その会社の競合会社も調べてみましょう。エージェントに登録していないが、目指す職種の採用をしている会社が探せます。採用ページから直接応募すればエージェントにフィーを払わずに済むので、直接応募を促している会社もたくさんあります。
④募集ポジションのニーズを探る
色々な案件の資料をもらったら、応募したい気持ちをグッとこらえて、需要の分析を行いましょう。
頂いた案件の情報を元に、インターネットを駆使してホームページでの採用条件、会社の口コミ、事業のフェーズ、事業の課題を自分の頭で考えるのがオススメです。
特におすすめしたいのは、その会社のTopMessageをしっかり読む事です。会社のビジョンというのは大なり小なり企業の行動に重要な意味を持っています。企業が目指すべきゴールを理解した上で、以下の事を自問自答してみましょう。
- この組織で求めているのはどんなキャラクターか
- 自分がこの会社に入ったら、どういった形で貢献出来るだろうか
- 募集要項に書かれている仕事内容は、実際どういった動きになるか
- 仕事をする上で課題となりうるポイントはどこが考えられるか
- この募集ポストの中で、自分がバリューを出せるのはどのポジションか
募集要項に書かれている内容というのは、企業の採用担当が様々な考慮をした上で応募者に伝えたいメッセージが散りばめられています。
求められているのは顧客対応なのか。技術的な知見なのか。プロジェクト管理なのか。イノベーションなのか。
定期的に採用ページをメンテしている企業であれば、必ずヒントがあるはずです。
これらの表現やその意図を一つ一つ理解していき、感じた疑問をノートにメモしましょう。
この行動をするだけで、自然と面接対策となり、他者との差別化にも繋がります。
⑤実際に社員の話を聞かせてもらう
面接まで行ったら、後は企業との相性です。
どんなに上手く話そうとも企業がマッチしないと判断をすれば落ちますし、武器に魅力を感じてもらえれば受かります。
だから大事なのは、以下の2点です。
- 面接相手のニーズを理解すること
- 面接以外の形で社員と話をすること
順に解説していきます。
面接相手のニーズを理解すること
職務経歴書が通ったら、筆記試験などを除けば、後は面接だけです。
ここで面接の目的を考えてみましょう。
面接とは、基本的に「面接官が疑問に思うことや期待すること」を応募者に確認する作業となります。
あなたを落としたい/受からせたいという気持ちは微塵もありません。
不安要素が取り除かれ、期待出来ると判断した人の中で一番良い人を採用したいというのが面接官の大まかなニーズですね。
であれば、やることは唯一つ、「相手が欲しいと思っている資質/スキルセットを探り」「欲しいを実現する人間であると証明する」ことが出来ればOKです。
相手の望みが実現できなさそうであれば、無理に合わせる必要はありません。
しっかりと相手の話を聞き、その質問背景を想像しながらコミュニケーションを取っていきましょう。
面接以外の形で社員と話をすること
面接という場はあくまでオフィシャルとなるので、本当に入りたい会社であれば、他の社員の方の話を実際に聞くことをおすすめします。
ぼくは今一緒の会社で働く氷犬(@icedog_410)さんにアポ取って話を聞かせていただいてましたが、それによって職場の雰囲気やメンバーのタイプを聞けた事で、ギャップなく入社することが出来ました。
理想は、被利害関係者相手にヒアリングをすることですね。
ぼくが新卒時代によく活用していたテクニックの一つですが、TwitterやFacebookで企業名を検索し、「ご飯ごちそうしますので」と直接アプローチするのも有効です。
カルチャーが良い会社であればあるほどフランクに話をしてもらえると思います。
基本的に、会社の事は社員が一番良く知っています。会社の口コミサイトで書かれている内容等も率直にガンガン聞いてみましょう。
まとめ
以上、今日は未経験からWebマーケティング職に転職するための一例をお伝えさせていただきました。
読んで頂くとわかるかもしれませんが、Webマーケティング職に限らず「転職活動を行う上で重要なエッセンス」について、私が知っている事を網羅的に書いた記事でもあります。
面接や、書類選考と言った採用ノウハウというのは、突き詰めると相手とのコミュニケーションの話です。
「何が求められており、どう振る舞えば、良く思われるか。」
自分自身が入りたい企業を見つけることが出来れば、後は上記を考え、最も有効と思われる手法を選択するだけの事です。
むしろ、転職活動で重要なのは、やはり「どういった企業に入りたいと思うか?」でしょう。
我々は、自分が思っている以上に、
- 世の中にどんな働き方があるのか?
- 魅力的な会社があるのか?
- 自分のスキルが活かせる環境があるのか?
ということを知りません。
なので、どういった企業があるのか、リアクティブに無料で使うことの出来る「転職エージェント」を上手く活用するのは、非常に重要なテクニックの一つです。
今日ご紹介した
なんかは、多数の案件を持っており、担当者によっては「こんな会社があったんだ!」と驚ける企業を紹介してくれる可能性が大いにあります。
すこしでも、自分の将来が良くなることを願って、そして少しでも自分の理想像が実現出来るような転職を目指して、行動していって貰えればなと思います。
以上、転職に成功して人生が楽しいでゅおでした!
おわり!
→子供が出来たばかりだけど、年収下げてでもWebマーケティング会社に転職する話
→実績を作りたい方へ参考:足立先生コンサルを受けて7ヶ月で30万円稼いだ話